会長ごあいさつ


 
北海道酪農検定検査協会は、昭和 49 年に、牛群検定と後代検定を主な事業として設立された旧北海道乳牛検定協会と昭和 56 年に道が運営する北海道酪農検査所の廃止に伴い、道内の生乳検査事業を引継ぎ実施するために設立された旧北海道生乳検査協会の2団体が、本道における乳牛の能力向上、乳質の改善、生乳取引の公正化、生乳生産・流通の合理化を図り、乳牛の改良と酪農経営の安定向上並びに乳業の健全な発展に寄与することを目的として、平成 11 年4 月に統合発足した団体です。

本会は、優良牛や更新牛の選定および飼養管理の改善などに活用することにより、酪農経営における生産性の向上と牛群の改良などを図るための牛群検定事業と遺伝的に優れた能力を有する検定済種雄牛を計画的に作出するための後代検定事業、また、道内生乳の取引に必要となる乳成分・衛生的指標に係る生乳検査や乳牛検定事業に必要となる個体牛の生乳検査、更には、道内関係機関や地域の指導機関と連携した乳質改善支援業務などを主体に事業を展開しております。

北海道で生産される農畜産物は、食料自給率向上とおいしさ・安全・安心に対する取り組みへの強化を通じて、国民の食料供給基地としての確固たる役割と北海道ブランドとしての大きな支持を頂けるまでの期待を担っております。本道酪農においても、後継者の安定的確保と生産性の向上を図りつつ、国内最大かつ高品質な原料乳供給地域としての役割を果たしていくことがより一層重要となっています。

本道酪農・乳業が安定的に発展するためには、生産コストの低減が図られるとともに、常に良質で安全・安心な牛乳・乳製品を消費者の方々に届け続けていくことが肝要です。
そのため、本会においても、役職員が一丸となってさらなる業務運営の効率化に努めるとともに、酪農経営基盤の安定と高品質生乳の供給に向け、牛群検定・後代検定の一層の推進と正確かつ公正な生乳検査の実施並びに良質乳生産のため乳質改善支援に協力してまいりたいと考えておりますので、今後とも皆様方の一層のご支援・ご指導を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
公益社団法人 北海道酪農検定検査協会  
会長 小椋 茂敏  
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